池月は、沼田の在所の飼い馬を母とし、半田山の暴れ馬を父として生まれたひときわ元気な馬。父馬から吉野川の急流で泳ぎを教わり、日々たくましく育っていきました。ところがある日のこと、母馬は沼田の大池に落ちて亡くなってしまいます。月の美しい夜、母恋しさに大池の土手でたたずむ「池月」。池の中を見ると、母馬の姿があるではありませんか。それは月光に映し出された自分の姿とも知らず、何度も何度も池に飛び込むのです。この姿を見た村人は、馬の名を「池月」としました。後年、宇治川の先陣争いに勝利できたのは、ふるさと吉野川や大池での水練のたまものに違いありません。ふるさとの山河を礎に、逆境を乗り越えて勝利する「池月」。そんな美しい姿を思わせる「美馬市」の市名です。
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