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観光情報観る郡里廃寺跡

郡里廃寺跡

国指定史跡「郡里廃寺跡」

郡里廃寺跡は、白鳳時代(約1300年前)に創建された県内最古の寺院跡として昭和51年に国史跡に指定されています。これまでの発掘調査で、塔跡、金堂跡や寺域が判明しており、塔と金堂を東西に並べた法起寺式伽藍配置であることが明らかとなっています。
特に塔跡は、心礎が基壇下におかれる地下式の構造であり、これは古代寺院跡などでも古いタイプのものにみられる特徴であり、注目されます。
郡里廃寺跡のもつ遺跡の重要性は、創建年代の古さのみでなく、段の塚穴や郡衙関連地名などとの時間的、地理的関係にもあります。郡里廃寺跡と段の塚穴の太鼓塚古墳は、約100年の時期差、約2キロメートルという近接した立地であり、郡を治める役所である郡衙を示唆する地名である「郡里」や交通の要衝である駅屋の存在の存在を示唆する「駅」「馬次」も近隣に存在します。これらのことから郡里廃寺跡は、太鼓塚古墳の被葬者の子孫が一族の氏寺として建立したものであり、郡里廃寺跡を建立した一族が美馬郡を統括した郡司であったことが想像されます。

郡里廃寺跡

郡里廃寺跡 塔跡
郡里廃寺跡 出土軒丸瓦

郡里廃寺跡史跡整備に伴う立ち入り規制について

史跡郡里廃寺跡は、現在、史跡整備工事中です。
工事期間中は史跡内への一般の方の立ち入りが規制されます。
また、郡里廃寺跡の中を通る市道も通行止めとなります。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解、御協力くださいますようお願いします。
工事期間:令和5年12月~令和8年3月末(予定)

※工事の進捗状況により期間が延長となる場合があります。

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