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観光情報知る吉野川、藍、うだつ

吉野川、藍、うだつ

“四国三郎”吉野川

美馬市のほぼ中央を吉野川が流れ、穴吹川など幾多の支流が吉野川に流れ込んでいます。
吉野川は、「坂東太郎(利根川)」、「筑紫二郎(筑後川)」と並ぶ三大暴れ川の一つとして、「四国三郎」の異名を持ちます。江戸時代には度重なる洪水に悩まされてきました。

穏やかな流れの吉野川に数隻の筏やボートが浮かんでいる写真

まだ堤防も整備されていない古い吉野川の写真

 

吉野川周辺地域は台風が来るたびに洪水を繰り返すため、稲作が難しい土地でした。
そこで、氾濫によって育まれた肥沃な土壌を活かし、台風が襲来する前に収穫できる「」(タデ科の一年草)の生産がさかんに行われました。
防虫効果や殺菌性など効用が高い「」は、江戸時代には農民のふだん着も利用されるなど、全国的に需要が高まりました。
美馬市の穴吹町舞中島地区は、阿波の一大生産地の一つでした。

藍の葉の写真

藍の華の写真

 

藍染めの写真

藍色のハンカチの写真

 

うだつ

江戸時代から明治時代は鉄道もなく、吉野川の水運は重要な流通手段でした。その流通の拠点となったのが流域各地の船着き場「川湊(かわみなと)」で、美馬市の脇町もその一つです。
脇町は日本有数の産地の中に立地し、また上流と下流の湊(みなと)や街を川舟で結ぶ集積港として栄えました。
特にの商取引で富を築いた商人たちの重厚で堅牢な店構えの商家が、今でも「うだつの町並み」に建ち並んでいます。

川舟の写真(遠景)

川舟の写真(近景)

吉田家住宅(表)の写真

吉田家住宅(裏)の写真

 

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