民生委員・児童委員は、地域の福祉向上のため、厚生労働大臣の委嘱を受け、住民からの相談や住民への援助・助言などの活動に加え、関係行政機関に対する協力活動などを行っています。
そのほか、いじめや不登校など子どもに関する問題に対処するため、児童福祉を専門的に担当する「主任児童委員」も活動しています。
民生委員・児童委員のはたらき
民生委員・児童委員の活動には、主に、7つのはたらきがあります。
①社会調査
担当区域内の住民の実態や福祉ニーズを日常的に把握します。
②相談
地域住民が抱える課題について、相手の立場にたち、親身になって相談にのります。
③情報提供
社会福祉の制度やサービスについて、その内容や情報を住民に的確に提供します。
④連絡通報
住民がそれぞれのニーズに応じた福祉サービスを得られるよう、関係行政機関、施設、
団体等に連絡し、必要な対応を促すパイプの役割をはたします。
⑤調整
住民の福祉ニーズに対応し、適切なサービスの提供が得られるように支援します。
⑥生活支援
住民が求める生活支援活動を自ら行ない、また支援体制をつくっていきます。
⑦意見具申
活動を通じて得た問題点や改善策について取りまとめ、必要に応じて民生委員児童委員協議会をとおして関係機関等に意見を提起します。